LiF:Report

Life is Feudal:MMOについて書いてます。

LiF:Report Case: Rabbit Eye

脚色多めですが、思い出深い話を一つ思い出したので書きます。

 

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Buyanが閉鎖する少し前。


LiFを一緒に始めた初期メンバーは引退していき、自分自身も引退を決意しながらも、
なんだかんだやめるにやめることができず、残った仲間の一人とギルドの維持を続けていた。

それから少し経ち、Sギルドとの和平交渉は決裂し※JHの度に壁内への攻撃を受けるようになっていた。

そんな状況を察してか、すでに引退していた親ギルドのメンバーも再び参戦し、抵抗は続けたものの、気持ちは萎えていく一方。

それもあって、末端ながらも永らく世話になっていた海外の同盟に引退の旨を伝え、
タイミングを見て別ゲームに行こうとしていた時の事。
同盟のとある指揮官から一報が入った。

 

「君たちのギルドは※IBを受けている。助けることはできるか?」

Sギルドからの※IBだった。それはともかく意外な申し出に驚いた。
すでに引退も表明していたし、なにより同盟内では末端も末端な我々に声を掛けてく
れた事が。

 

正直この状況に絶望していたけども、侵略を受けた悔しさから拙い英語で返事を送った。


「私たちは引退するつもりです。ただ、彼らの好き勝手にされたまま終わりたくはない。だから手を貸してほしい。」

 

文章はとても拙く、わがまま過ぎる返事だったと思う。しかし彼は言った。

「気持ちは受け取った。我々に任せてくれ。君たちの仇は必ず取る。一緒に戦おう。」

 

彼はすぐさま同盟内に呼びかけ、人数を集め、私たちの受けたIBに参戦。

Sギルド側も同盟ギルドの参戦を呼びかけ、大規模な戦闘へと発展していった。

 

その後敵の三度に渡る※IBを私たちは彼ら同盟と共に戦い、そして退けた。


それを機に彼ら同盟が、さらなる進撃を続け敵を追い続けた結果は推して知ってほしい。


彼は私との約束を果たした。私は彼ら同盟と共に戦ったIBを決して忘れない。

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あの時、もし私が返事をしなければ得られていなかったであろう結果。拙い、たった一言の返事さえも、その気持ちを汲んでくれた同盟諸氏の結束。

きっと自分はそれが忘れられなくて、

だから自分はLiFを続けている。

 

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※JH=ジャッジメントアワーの略。土日月の12時~13時の間に発生し、JH中は殺害に対するペナルティがなく、戦争中はJHにギルド領内へ侵入し戦闘が起こる可能性が高い。オブジェクトの設置も可能な為、ギルド領域深部のタウンへ侵入も可能となるシステム。

※IB=インスタンスバトルの略。トーテムを敵領域内に建てることで発生し、勝利すれば相手のギルドの領域を削ることができるシステム。